• 真夏の事件簿





  • 携帯電話からもゲンダイネットをお楽しみいただけます!
    http://k-tai.gendai.net/

トップ > スポーツ > 【スポーツ界我らの時代がやってくる】高橋恵(中学生ゴルファー)

【スポーツ界我らの時代がやってくる】高橋恵(中学生ゴルファー)

【ゴルフ】

2010年7月31日 掲載

13歳の飛ばし屋はご飯大好き、ケーキ嫌い

「(ゴルフが正式種目となる)2016年の五輪に出るのは、こういう子」と、日本女子プロゴルフ協会の樋口久子会長に言わしめた。7月のステップアップツアーで、13歳の史上最年少Vを果たした高橋恵。アマ選手によるプロ試合優勝は、03年の宮里藍(当時18歳)以来の快挙だ。女子ゴルフ界にスーパー中学生出現である。

●無神経
 高橋を取り巻くマスコミ、ギャラリーは増えるばかりだが、「全然気になりません。ああ、どうもっていう感じ。打つ前に深呼吸をすると、よし、と思える。無神経なのかもしれません、ハハハ」と笑う。
 豪放磊落(らいらく)なだけじゃない。29日の関東ジュニア決勝(千葉・袖ケ浦CC)でも、雨の中、平均飛距離270ヤードのドライバーなどで目立ち、トータル74のイーブンパーで2位と結果を出したが、本人は「出来は50点。アイアンは右に行っていたし、もっと精度を上げなきゃ」とブツブツ。自らが練ったコースマネジメントと共に試合を振り返り、反省と修正点をノートに記していた。

●イチ流
 中学はゴルフ部のある長野・佐久長聖中。後輩と2人1部屋の寮生活を送り、練習は放課後の夕方5時から7時と夕食後の自主練がメーン。
「1日150発、多くても200発程度。あまりたくさん打たず、1発ずつ時間をかけて丁寧に打つよう心がけている」という。
 ジムでの筋トレも行うが、バランスボールなどで体幹を鍛えるのが中心。ミシェル・ウィー(米)を目標に世界を目指す心得を聞くとこう言う。
「世界一になるまで、絶対にあきらめない。試合に出る限り、つねに100%の力を出し切る。イチロー選手の本に書いてあって、とても参考になったものです。技術はもちろん、メンタルも、もっと強くなりたくて」
 言うことも、フツーの中学生とはチト違う。

●最強の遺伝子
 172センチ、62キロ。足のサイズは25.5センチで、まだまだ成長過程の大型選手。恵まれた体躯と運動神経は、身長2メートルでバスケの選手だった父親から受け継いだ。
 スポーツの才能は水泳、陸上でも発揮。中1だった昨年秋、水泳部の競泳選手とバタフライ200メートルで競い、勝った。「競争しようと言われ、負けたくなかったんです」と高橋。50メートル走も得意で、「小6で7秒を切った」というから、平均より2秒以上速い。
 ちなみに母親は芸大の声楽科出身。だからか、「音楽はクラシックからJポップまで、大好き」。学校でも音楽の成績はトップクラス。カラオケも上手と評判らしい。
 ちなみに妹の清(せい)ちゃん(10)もゴルフをやり、横峯さくらばりのオーバースイングが特徴だ。

●ふたりのママ
 ゴルフの育ての親は祖父母。鎌倉の祖父母の家でプラスチックのクラブを握って以来、7歳からレッスンプロをつけてもらい、数々の大会に出て経験を積んだ。とりわけ祖母の喜美子さん(69)からは、試合場への車の運転から食事の世話まで、付きっきりで面倒を見てもらう。
「大ママ(喜美子さん)とは、ケンカもするけど、いつも力をもらい、本当に感謝してる」と高橋。

●大食漢
 好物は「5杯はいける」というご飯、アラビアータなどのパスタ、肉(一番は鶏肉)。ケーキなどの菓子類は一切、口にしない。「まずいし、すぐあきるから」という。
「甘いものよりニンニクという子で、間食もしないんです」
 とは大ママの言葉である。(週末特別版に掲載)

◇たかはし・めぐみ 1996(平成8)年7月20日、神奈川県出身。横浜・捜真小時代からJJGA(日本ジュニアゴルフ協会)ジュニア大会などで優勝し、ゴルフ界の「スーパー小学生」として知られる。3月のTポイントレディスでプロツアー初出場。6月のリゾートトラストは予選通過(ツアー年少記録史上3位)し33位。7月のステップアップツアー、ANAプリンセスカップ優勝。ベストスコアは67。今後も地元・長野でのツアーNEC軽井沢72(8月13~15日)など出場試合が目白押し。巨人の坂本内野手のファン。愛称は「メグ」。
~2010年7月31日以前の記事~