「待ってました!」吉川潮著
【書籍・書評】
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今をときめく花形落語家10人に話を聞く対談集。
斯界のトップランナーとして走り続けてきた春風亭小朝は、寄席には客が入っていないが、個々の独演会は満員の現状を指摘して、ちまたでいわれる「落語ブーム」は「落語家ブーム」だと苦言。その落語家ブームによって、落語の根本的な部分がマイナスに向かっていると危惧する。その他、師匠の談志の世界を真似しても絶対にダメだと悟り、師匠から離れようと絶えず意識してきたという立川志の輔や、笑福亭鶴瓶が師匠の松鶴の十八番だった「らくだ」を高座にかけるまでの経緯など。抱腹絶倒のエピソードを交えながら、各人が語る落語論に感嘆。
(新潮社 1600円)






