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【話題の焦点】
2009年6月30日 掲載
アメリカ人は「薬」依存症!?

マイケルだけじゃない

 マイケル・ジャクソンの死因は、これからさらに検査が進められるようだが、真っ先に言われたのは、「処方薬の乱用」だった。マイケルが毎日飲んでいた処方薬のリストたるや、強烈な鎮痛剤から精神安定剤、抗うつ剤と、ざっと9種類に上る。いずれも依存度が高い薬で、それを毎日全部飲んでいたというから、死因と直接関係があるかないかは別にしても、彼が強度の依存症になっていたことは疑う余地はない。
 過去には、ニコール・リッチーやケリー・オズボーンなどのセレブが鎮痛剤の依存症と報じられたことがあるが、セレブほど極端ではないものの、アメリカ人は抗うつ剤や精神安定剤を抵抗なく服用しすぎるきらいがあるという。
「精神医学が発達して、一般人の意識も高いアメリカでは、みんな気軽に精神科の診断を仰ぎ、必要に応じて抗うつ薬や精神安定剤などを服用している。その結果、日本のように自殺に走る悲劇が予防できるいい面もあります。しかし一方で、離婚した、恋人と別れた、試験に落ちた、仕事に行き詰まったといったぐらいの理由で精神科に行き、いとも簡単に抗うつ剤や精神安定剤を飲むケースも多い」(在米ジャーナリスト・佐々木香奈氏)
 日米の違いを精神科医の和田秀樹氏はこう話す。
「市販薬にしろ、処方薬にしろ、アメリカの方が強い薬が手に入る。歯痛程度でもモルヒネが鎮痛薬として渡されます。また、アメリカ人は、痛さを我慢する国民じゃないことも、薬を多用する原因ではないか」
 アメリカでは、700万人が処方薬を乱用しているとも。連邦麻薬取締局(DEA)によれば、最近は、違法の処方薬ディーラーによる闇販売が各地で問題になっているほか、親が余った処方薬を与えたことをきっかけに依存症になる若者が増え、近所の家に盗みに入るなど、社会問題化しているという。



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