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【ビジネス&企業News】
2008年3月13日 掲載
名門大の研究結果に野球ファン激怒

NY裏通信

 もうすぐ野球シーズン到来だ。シーズンオフは、ロジャー・クレメンスのステロイド疑惑に終始。スーパースターとはいえ、かなりアクが強い選手なので、「インチキがバレていい気味だ」と思っているファンはかなり多い。
 さてクレメンスと違って、本当に全米の万人に愛されているのが、ヤンキースの主将ジーターだ。彼のお父さんとお母さんには失礼だが、まさに「トンビがタカを生んだ」としか言いようがないあの美貌(びぼう)。しかもまだ独身。あの遊撃手としての才能、スタイリッシュなプレーはお見事!
 ところが、先月ペンシルベニア大学の研究者グループが、ジーターについてとんでもない研究結果を発表、野球ファンとメディアから大ヒンシュクを買うという「事件」が起こった。誰をけなしてもいいが、ジーターをけなすとは何事だ! っつーわけだ。
 研究は、2002年から05年の全試合で、遊撃手が処理した球すべてを、複雑なデータ処理システムによって統計化。守備、球さばきなど総合的な評価の結果、ジーターが56位でドンジリなのだ。そしてこともあろうに、ニューヨークの野球ファンが「金の亡者」とレッテルを張るに至ったA・ロッドが2位。1位は誰かって、そんなことはどうでもいい。ちなみにアストロズの松井カズは30位だった。
 ファンは怒り、メディアは「ジャンクサイエンス」と呼んでこの研究をののしった。
 かわいそうなのはジーターで、翌日の新聞に「うーん、コンピューターの故障じゃない?」とコメントしたが、さすがに表情が暗かったとか。しかも、ファンの反応が「ジーターの存在感はプレーよりリーダーシップにある」とか、あまりフォローにならないものが多かったような気もする。
 それにしても、ペン大という名門がこんなくだらない研究に金を無駄遣いするとは。
 どうせやるなら「ボンズとクレメンスの体格比較。デビュー当時と今」なんてのをやってくれればアメリカも盛り上がるのに。(ささききん・NY在住)



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