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【ビジネス&企業News】
2008年2月28日 掲載
みずほ銀・野中副頭取 転出の衝撃

「ポスト前田」最有力候補

●3トップ体制はどうなる?
 突然のトップ人事に、みずほグループに衝撃が走った。みずほ銀行(BK)の野中隆史副頭取(56)が、6月の株主総会後にみずほ信託銀行の次期社長に就任する一件である。みずほ信託銀の池田輝彦社長(61)は会長に就任し、その後釜に同じ旧富士銀出身の野中氏が就く。
 行員の間からも「ビックリした」「残念です」といった声が聞かれるが、それもそのはず。昨年4月の役員人事で副頭取に昇格した野中氏は、「ポスト前田」の最有力候補と目されていたからだ。わずか1年でグループの信託銀に転出するわけで、行員が驚くのも無理はない。
 いったい、何があったのか。
「厳しい言い方をすれば事実上の“更迭”だろうね。野中さんは大口与信案件を審査するクレジット委員会の委員長をはじめ、内部管理などの統括役を任されていた。ところが、グッドウィルグループへの融資問題などミスが重なり、昨年秋にはクレジット委員会の委員長職を外された。そういった経緯があり、前田さん(晃伸みずほFG社長)もかばい切れなかったのでしょう」(金融ジャーナリスト)
 こうした見方を、みずほ側は「クレジット委員会の件は、野中に仕事が集中していたため切り離しただけ」(関係者)と否定するが、人事そのものについては、当然ながらノーコメントだ。
 こうなると気になるのは、みずほ3トップの人事。みずほ証券のサブプラ巨額損失が発覚した時は、斎藤宏みずほコーポレート銀(CB)頭取の責任問題が囁かれたが、増資で何とか乗り切ったことで、状況は変わってきたようだ。
「来年の総会までは現在の3トップが続く可能性が高い。ただ、ゆくゆくは6トップ体制を考えている。前田、斎藤、杉山(清次BK頭取)の3氏が会長になり、その下に社長、頭取を置くというもの。その候補には、旧興銀出身の佐藤康博CB副頭取、旧富士出身の西堀利FG常務らの名前が取り沙汰されています」(ベテラン経済ジャーナリスト)
 ただ、これはあくまで「みずほ内部のシナリオ」(前出のジャーナリスト)。金融庁の意向次第では、あっと驚くような人事があるかもしれない。



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