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【ビジネス&企業News】 2007年10月25日 掲載
「ANA」VS「JAL」ガチンコ勝負の行方高級シートからカード提携まで 「JALには負けない」――24日の記者会見、ANAの山元峯生社長は珍しく闘志をむき出しにした。 ANAが来年4月から国内線スーパーシートをより高級化し、名称も「プレミアムクラス」に変える。ズバリ、今年12月から導入されるJALの国内線初「ファーストクラス」への対抗策だ。 JALのシートピッチが130センチに対し、ANAは127センチ。ゆったり座席に加え、機内食の充実、ラウンジ利用というサービス強化も、両社そっくりだ。 JALがエコノミー料金プラス8000円に対し、ANAは現行から1000〜2000円引き上げ、エコノミー料金より6000〜7000円高くなる。 ただ、JALの「ファーストクラス」は、羽田から伊丹、福岡、札幌といった幹線にしか導入されない。 一方のANA「プレミアムクラス」は70路線に拡大予定で、路線の多さで優位性をアピールする。さらに、こんな強気発言も。 「増収効果は30億円。値上げ分と、JALのクラスJ(プラス1000円の上級席)からの流入分」(ANA関係者) 「ファーストクラス」の導入がない路線で「クラスJ」では満足できないJAL客を奪うと宣言したようなもの。驚いた。 ここへきて、サービス合戦が激化している。 9日、JALがマイレージカードでイオンの電子マネー「WAON」と提携。電子マネーで早くから「Edy」と提携しているANAは、23日、みずほ銀行のキャッシュカードと一体化したマイレージカードの発行を発表した。さらに、ANAが来年4月からマイレージの有効期間を36カ月に延長すると、JALも同様の延長を発表する追いかけっこ。 「JALがトラブル時から徐々に客が戻り、この中間期は予算通りの営業利益が出そう。いよいよ本来のサービス競争に火がついた」(経済ジャーナリスト) 経営再建中のJALと過去最高益を連続するANAでは、業績も株価もまだ差は大きい。24日終値はJAL259円に対し、ANA437円。ただ、JALは今月17日に272円まで値を上げ、年初来高値(275円)に迫った。 サービス強化が顧客囲い込みに直結する。当分、両社のガチンコ勝負から目が離せない。 |
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