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【2009年激動のスポーツ界大展望】 【サッカー】
2009年1月7日 掲載
日本代表もJリーグも人気低迷に拍車がかかり閑古鳥が鳴く●岡ちゃん不人気も原因 アメリカ発の世界金融恐慌の随分と前から「サッカー日本代表クライシス」は、悪化の一途をたどっている。 日本サッカー協会発表の「07年度決算」によると「男子日本代表関連事業」は、9億7000万円の黒字見込みが、3億8000万円にとどまった。1試合当たり4万人と想定した入場者数が、激減したからである。 オシムの後を引き継いだ岡田監督の采配2試合目、08年1月の国立競技場でのボスニア・ヘルツェゴビナ戦は「2万6971人」だった。これは収容人員の「54%」の入り。5月のパラグアイ戦(埼玉スタジアム)は「2万7998人」。スタンドは「44%」の入りで半分以上がガラガラだった。 不人気ぶりは「テレビ視聴率」も直撃した。 ジーコ時代の平均視聴率は「28.2%」。オシム時代に「16.3%」に下がったが、岡田日本は10%台前半をウロウロすることが多く、08年8月のウルグアイ戦では「5.7%」まで落ち込んだ。 代表公式サプライヤーのアディダス社は07年から8年間、総額160億円の契約を交わしているが、レプリカユニホームが売れなくなり、相当に焦っているという。 「昨年12月に大々的な師走パーティーを計画していたが、経費節減のために中止した。“代表から手を引くべき。ライバル社のナイキが欲しがっているサプライヤーの権利を譲ってしまえ”という声が社内から聞こえてくる」(関係者) 岡田監督の不人気も低迷の原因のひとつ。 「98年仏W杯の“岡ちゃんフィーバー”がすさまじかった分、岡ちゃん自身が飽きられた。某雑誌が岡田監督の顔のアップを載せたら、極端に販売部数が落ちた」(マスコミ関係者)こともあった。 サッカー界には「南アW杯出場を決めても代表人気は戻らない。不人気による年間何十億円もの減収は続く」とボヤく人がゴロゴロいる。 ●相次ぐスポンサー撤退 Jリーグの前途も暗澹(あんたん)たるモノ。 昨年のJリーグ年間総入場者数は「913万30人」。07年の「888万3068人」を上回って過去最多を記録した。もっとも、これは“まやかし”にすぎない。サッカー専門誌記者が言う。 「J1観戦者の動向を調査したら“半数近くが年間15回前後見ている”ことが分かった。90万人ほどのコアなファンが、足しげくスタジアムに通っているだけ。新規ファンは開拓されず、Jリーグは先細りする一方です」 近年、サッカー関係者の間で「昇格バブル」という言葉が囁かれるようになった。JFLから念願のJ(2)リーグに昇格した途端、クラブ経営がニッチもサッチもいかなくなってしまうのだ。 07年にJ2に昇格した岐阜は胸、背中、肩のユニホームスポンサーが皆無だった。JFL時代にサポートした地元中小企業も「所期の目的を達成。今後は大きな企業に任せる」と手を引き、地元ファンも昇格の達成感が大きかった分、潮を引くように関心が薄れ、JFL時代よりも観客の少ない試合も多かった。 「オフに岐阜は33人中15人を解雇。フロントは選手の平均年俸を前年の100万円減の340万円に設定。運営会社の職員の給与も20%減らすことにした。Jリーグは“公式試合安定開催基金”から5000万円を融資するが、焼け石に水です。09年中に経営破綻してもおかしくない状況」(マスコミ関係者) 大企業がバックについたJ1も、似たり寄ったり。天皇杯決勝でG大阪と覇を争った柏は、親会社の日立から「10億円のスポンサー料の2割カット」を通告された。 09年のサッカーは日本代表もJリーグも、お先真っ暗なのである。 |
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