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【Jリーグ崖ッ縁】
【サッカー】
2007年11月14日 掲載
Jリーグのスポンサー選り好みがクラブ経営者を逼迫


●ビールがよくて焼酎はダメ
 今季JFLで4位以内を確定したロッソ熊本は、20日のJリーグ理事会でJ2昇格が承認される。しかし、何とも厄介な問題が起きている。
 ロッソ熊本の胸スポンサー「白岳」だ。地元・高橋酒造の焼酎のブランドだが、Jリーグが「青少年への影響を総合的に考え、胸スポンサー継続は難しい」と表明。要するに「Jスポンサーとしてふさわしくない。ダメ」と横ヤリを入れてきたのだ。
「白岳」のロゴを見た小中学生が、それで焼酎をガブ飲みするとは到底考えられないが、来季から「白岳」はユニホームから消えるともっぱら。
 ともあれ、サッカー関係者は「Jリーグ得意のご都合主義の典型例」と不満タラタラである。
「かつて東京V(当時V川崎)はサントリーのビールの銘柄、モルツが胸スポンサーだった。Jリーグは“ビールは欧米各国リーグで認められている”と主張したが、Jリーグ開幕からのオフィシャルスポンサー、サントリーに配慮したモノ。その頃、Jリーグは『ウイスキー、ブランデー、焼酎といった蒸留酒はダメ。ビールは醸造酒なので大丈夫』と話していた。醸造酒なら日本酒やワインでもOKか、といぶかる声は少なくなかった」(サッカー記者)

●いい加減な自粛カテゴリー
 大分が99年、J2に昇格する際、全国区ブランド「いいちこ」(三和酒類)を胸スポンサーにしたいと申し出た。しかし、結局は今回と同じ理由で却下された。
「大分は05年途中から1年半、パチンコ・ホール業の『マルハン』が胸スポンサーについたが、この時もJリーグの対応はデタラメだった」(前出のサッカー記者)
 そもそも、Jリーグには「スポンサー自粛カテゴリー」がある。内規で「風俗、たばこ、美容形成、遊技場、冠婚葬祭業など」が決められているのだ。マルハンも自粛対象だが、当時、大分が経営危機に陥っていたこともあって特例で認めた。
「ところが、06年シーズン終了時点で《来季以降の自粛要請》が届き、今季は胸スポンサーなしです」(地元関係者)
 Jリーグ・オフィシャルスポンサー9社のひとつに「平和」がある。
 パチンコ機・パチスロ機の製造メーカーが堂々と公式スポンサーに名を連ねながら、ホール業には「目立つところには出すな」の強権である。
 そういえば、Jリーグ鬼武チェアマンが「サントリーや(日本代表スポンサーの)キリンには清涼飲料水もあり、それをメーンに考えている」とコメントしていた。
 いやはや、チェアマン本人も十分に自覚しているだろうが、これを「牽強付会」と言わずして何と言うか。



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