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【すこやか生活術】
2007年1月16日 掲載
肺炎球菌ワクチン打たなきゃヤバい人

死因4位の肺炎の重症化を防ぐ

 「ワクチン」といえば、この時季「インフルエンザワクチン」が真っ先に頭に浮かぶが、もうひとつ、ぜひ打っておきたいワクチンがある。それが、「肺炎球菌ワクチン」だ。国立病院機構呼吸器内科・永井英明医長に聞いた。

 肺炎球菌ワクチンというのは、日本の死因の第4位である肺炎の重症化を防ぐワクチンだ。接種した方がいいのは、「65歳以上」、あるいは「糖尿病」「腎臓病」「肺や心臓の病気」のいずれかがある人。
「これらの人は肺炎にかかりやすく、肺炎が重症化しやすいのです。たとえば、慢性閉塞性肺疾患(COPD)は40代以上に非常に増えている病気ですが、これになると、健康な人なら数日で治るような風邪やインフルエンザから肺炎を発症し、最悪の場合は命を落とすこともあります。それを防ぐためにも、肺炎球菌ワクチン接種をぜひした方がいいのです。糖尿病で84%、心血管疾患で73%、うっ血性心疾患で69%、慢性閉塞性肺疾患およびぜんそく患者で65%の肺炎予防効果が認められています」
 これほど効果が高い肺炎球菌ワクチンだが、実は日本では知名度が低い。
「欧米では65歳以上の高齢者は60%ほどがワクチン接種を受けています。しかし、日本では接種率は2%にしか過ぎません。ワクチン接種は1998年に始まっているというのに、医療関係者も肺炎球菌ワクチンについての関心が低かったり、いまだに保険適用がなされていなかったりという理由から、なかなか広まってこなかったのです」
 ただ、ここ数年は日本でもその重要性に注目が集まっていて、2004年10月の厚労省の「予防接種に関する検討会」で、肺炎球菌ワクチンが「努力義務のある定期接種の対象」に挙げられた。
 さて、どこで接種できるかだが、病院に行けば、どの科でもたいてい受けられる。
「保険非適用なので8000円ほどかかります。地方自治体が補助を開始しているところもあり、東京では目黒区が3000円補助です。値段だけを見ると高いですが、肺炎球菌ワクチンは1度打つと、5年間効果が持続します。副作用もほぼありません。手軽に受けることができます」
 残念ながらインフルエンザワクチンと同時接種できず、2週間以上の間をあけなければならない。しかし、それだけの価値はある。自分や、老両親がいつまでも健康でいるとは考えられないのだから、一度ご相談を!



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