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【タレント人別帳】
2008年4月12日 掲載
奥菜恵

ますます妖しい存在感

 今週一番の大失敗は「スーパーモーニング」(テレビ朝日)の奥菜恵(28)の独占インタビューを見逃したことだ。悔しい。
 突然の引退報道から約1年。ここへきての電撃的な芸能界復帰の“まき餌”として、過去の男性履歴や離婚の真相をぶっちゃけた。ワイドショーは見逃したが、告白本「紅い棘」ならいつでも買えるから、ま、いいか。
 と、胸をなでおろしてみてふと冷静になった。奥菜が告白する「過去」に価値はあるのかと。
 だいたい、引退騒動が起こる以前の奥菜が女優としてどれほどのものだったのか、というと微妙な気がする。代表作って何だったっけ? う〜ん……。その割に、こうも騒がれるのはなぜ?そう言いつつも、目が離せないのはなぜ?
 思いつく答えは、やっぱり奥菜の尋常ならざる存在感じゃないだろうか。
 奥菜は“虚(うつ)ろな表情”が日本一似合う女性だと思う。ずいぶん前に見た「月刊奥菜恵」の表紙とか、もう寒けがするほどに虚ろだった。芸能人としてどんな芸があるのか、などという議論は意味をなさないほどの威力だと思う。
 しかも、虚無の先に想像を絶するような“エロスの世界”が待ち受けていそうなところもポイントだ。美しい顔と、寸詰まりの幼児体形も危うさ満点。妙齢になり、荒れた肌や疲れた目元にむしろヤバさは加速している。見た目そのものがこれほどスキャンダラスな人も珍しい。
 それが証拠に、告白本発売に合わせてズラリと並んでいる自殺未遂だのDVだのいうキャッチーな言葉だって、奥菜の“チラリ写真”の前にはかすみまくりだ。露出度としては生ぬるいのに。「んなことどうでもいいから、もう全部見せてよ!」という全国の男性諸氏の心をあざ笑うかのようである。
 ハリウッド映画だの舞台だの、奥菜の近況なんかどうでもいい。どんな経験を重ねればこうなるのか。さらなる“赤裸々”を望む自分も、奥菜の魔境にやられているひとりです。

☆コマツサキ…テレビのワイドショー観賞が何より好きな女性テレビライター。日々、画面から匂う「なぜだ?」を黙々と考え続けている。



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