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【タレント人別帳】
2007年12月22日 掲載
木村拓哉

ヤンチャぶりが鼻につく

 芸能ニュース的にいえば、07年は木村拓哉(35)の年だったといえよう。
 ドラマ「華麗なる一族」(TBS)、映画「HERO」の大ヒットを双璧に、トータル11本のCMに出演中。それらに絡んだメディア出演は数知れず、良くも悪くもキムタク三昧の年だった。
 そんな今年の木村を見ていて思うことがある。最近、とみに負けず嫌いっぷりが鼻につくということだ。“何でも一番なオレ”は織り込み済みだとしても、である。
 例えば、番組で挑戦するダーツだのバスケットボールだのといったたわいもない対決企画で、木村は絶対に負けまいと必死だ。あるいは、北大路欣也やアラン・ドロンなどの大御所に対し、タメを張ろうとムチャな態度をとる。年齢に反比例して、粗暴さも口のとがらせ方も増してる気がする……。あー! 見てるだけで腹が立ってくるのは私だけでしょうか。
 何がイヤだって、それらが極めてわざとらしいことだ。だって、ゲームに負けるのがそんなに悔しいか? 「ブイヤベースがマルセイユ風ではない」とアラン・ドロンに言われることがそんなに不本意だろうか。絶対にヘン。
 それが木村の素なのか“あえて”の策なのかは意見が分かれるところだろうが、私は断然後者派だ。中年の域に差し掛かっている木村が、小ムキになって“永遠のヤンチャ坊主”を決め込んでるように思えて仕方がない。
 手堅くキャリアを築きつつある“オレ”が“少年の心を忘れないオヤジ”へ進化する過程なのか、単に老いることへの抵抗なのかは知らないが。
 しかしね。少年の心の有無にかかわらず、既に木村のセンスは十二分に非若者的だ。ゲームに勝って大喜びする“ヤンチャ”って、80年代のアイドルか。今ここで「ヤンヤン歌うスタジオ」か。同世代として、何か無性にいたたまれない気もしてくる。
 気づけば、キムタクに加齢臭の兆し。そんな哀しい足音が聞こえ始めた一年でありました。



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