| 中国四川省で発生したM7.8の大地震の被災状況は時間がたつにつれ悪化し、死者も増えるばかりだ。四川省だけですでに1万人近く。今なお多くの人が生き埋めになっており、総数さえつかめない。学校倒壊、工場炎上、列車脱線、道路寸断、ダム決壊……といった情報も乱れ飛ぶ。この大震災で、懸念されるのが夏の北京五輪への影響だ。果たして開催できるのか、という声も上がり始めた。地震が北京を襲う地政学的リスクに加え、政治的リスクもある。ただでさえチベット騒乱などで胡錦涛主席の政治力が疑問視される。日本から帰国して五輪の準備を本格化しようした矢先に見舞われた大震災。混乱に乗じて五輪を阻もうとする勢力がばっこする懸念もある。 |